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2006/04/17

可搬管風琴を組み立ててみたPart V

いつの間にやらこの件でもう5エントリー目になりますが、一応今回で完結です。キット発注前後の頃に
組立てにあたって何か参考になる資料は無いものかと探していたところ、「アントレ」という
古楽関係の雑誌で"ポルタティーフ・オルガンをつくろう"と題する特集が組まれていた事を知り、
早速該当のバックナンバーを取り寄せました。この特集は18鍵の小さいポルタティーフオルガンを
パイプから作る(パイプは木製)という企画で、当然キットではなく全て最初から手作りで、オルガンの
構造とか組立て方とか、実に参考になりました。

さてこちらのオルガンですが、前回で本体はようやく完成して、残るはふいごとなりました。
下の写真は、ふいごをひっくり返した状態です。
060417a




ふいごが2つあって、1つから棒が伸びています。この棒が左手でふいごを動かす為のレバーです。
レバーを上下に動かす事によって2つのふいごから交互に空気を上(裏側)のふいごに送ります。
上のふいごは前回取り付けた石に押されて写真左側に見える穴からホースを通して本体鍵盤部下側に
空気を送り込むわけです。
060417b
060417c







板にあいている穴は空気を送る為のものですが、当然逆に流れては困るのでそれぞれ弁を付けています。
また、ふいごが膨らんだ時に裏返らない様にゴム紐を張ってあります。
この辺はキットの図面や写真はおろか、部品も(皮くらいしか)ありませんでした。ゴム紐はともかく、
もう少し厚紙が余ってくれれば良かったのですが。それとも皮だけで弁を作る仕様なのでしょうか…

こうして何とかふいごも完成したので取り付けました。
060417d







「やっと完成だ…早速弾いてみるか。…何か音がめちゃくちゃ小さいな」
必死にふいごを動かしていたらむしろふいごの動作音の方がよほど大きかったり|o(^^;
そんなわけで空気漏れのチェックをすることになりました。さすがに石鹸水を塗り付けるわけにも
いかないので(笑)あちこちに手をかざして風を感じたら出所を調べて塞ぐというやり方で。
一番の要因は以前のエントリーで組み合わせた部品のずれでした。このずれが元で鍵盤部下側が
きっちり密閉されず隙間が出来て、空気がだだ漏れ…音がまともに出ないわけです。
上記も対策が済み、ようやくこれでオルガンが完成しました。
060417e







「やっと完成だ…早速弾いてみるか。…何か音がめちゃくちゃ短いな」
060417f







と思ったら早速何か居着いています…_| ̄|○
いや可愛いし絵になるけど弾いている時は勘弁してくれ…

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2006/04/09

可搬管風琴を組み立ててみたPart IV

前回までで鍵盤部下側は内部が完成。ということで、ふいごを設置する為の側板を取り付けた後、
底板で塞ぎました。ねじ穴の位置の関係で上記の作業の順番になっています。
060409a







下の写真は上部にフェルトを貼った状態を撮ったものです。
一番手前に並んでいる棒が鍵盤の動きを空気弁に伝えます。
060409b




鍵盤を付けるともう少し判り易くなってきます。
060409c




ここで鍵盤がガイドピンに従ってスムーズに動くか等の最終チェックもしました。
一番悩んだのは「鍵盤を弾いた時にカチッという異音がする」という現象でした。
他の鍵盤と干渉しているわけでもないし、ガイドピンは大体同じ高さに打ったのでそれに当たっている
とは考えにくいし…ひとしきり考えてようやく原因に思い当たりました。
原因は鍵盤の下側に貼付けたフェルトパッドでした。鍵盤が押された時に上の写真で説明した棒を
押し下げて、その棒が空気弁を押し開くのですが、フェルトパッドはその棒と鍵盤が接触する位置に
消音の目的で貼っていました。実はこのフェルトパッド、いくつかは最初に貼付けた位置が間違って
いる事に後で気付いて貼り直したのですが、問題の鍵盤ではその際に使用したボンドが多かったのか、
フェルトパッドが硬くなってしまっている事が判明しました。硬くては消音の目的は達せられません。
幸い多めに入っていたので、新しいフェルトパッドに貼り替えて対策完了となりました。

残るはパイプとふいご周り。とりあえずふいごには石だけ付けて、まずはパイプにかかることに決定。
060409d




この石はふいごの中の空気を鍵盤部下側に押し込む為のものです。
さていよいよパイプの出番が近づいてきました。
060409e




25本の金属パイプ。これも自分で作れという話だったらちょっときつかっただろうなぁ…
これらをパイプホルダーに固定する為のピンを打ったのですが、この様な事態に。
060409f




元々の材質にも問題があったのかも知れませんが|o(^^;もしかするとねじ留めの前に打っておけば
大丈夫だったのかも?とも思ったりしました。とりあえず接着剤で固めて対応しました。
音にはほぼ影響のない部分ですが、ねじやフェルト等と違って代替品が無いのが厄介です。
こうして何とかパイプを取り付けるところまでいきました。
060409g
060409h







と思ったら早速何か居着いています…_| ̄|○
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060409j







もう好きにしてくれ…

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